寝たきりになったワンコに起こる床ずれって?
床ずれは皮膚の一部が壊死した状態のこと。長時間寝たきりで過ごしている犬の皮膚におきます。寝床と接している部分の皮膚が体の重みで圧迫され、血液の流れが悪くなるのが原因です。床ずれはの進行はとても早いものです。寝たきりになってしまったら、まず最初に床ずれの予防を考えましょう。
■寝たきりになったら、時々寝返りをうたせてあげて
血行をよくするために、寝たきりのワンコは同じ姿勢をとらせ続けずにときどき寝返りをうたせて姿勢を整える介護が必要です。でも、頻繁な寝返りは大変。寝床の素材を工夫して少しでも簡単に介護できるようにしましょう。
■寝返りを打たせるときは、必ず体を起こしてから
寝返りをさせるときに、寝かせたまま手足をもって回転させるのは厳禁。寝かせたまま寝返りをうたせると、重力の働きで正常な位置に収まっていた内臓の位置がずれてしまうことがあります。また、食道に溜まっていたものが逆流し、最悪の場合は気管に入って窒息する恐れがあります。寝返りは必ず一度起こしてから行うようにしましょう。
|